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Step1-3 スプレッドシートに書き込む

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このStepでは、スプレッドシートにAUTOROから書き込む方法について、以下順番で紹介します。

  • 事前準備:コネクションの登録
  • ワークフロー作成

すでにコネクションの登録が済んでいる場合は、ワークフロー作成からご確認ください。


 事前準備:コネクションの登録

スプレッドシートなどの外部アプリは、コネクション追加を行うことでデータ連携ができます。

特定のアプリとデータ連携をすると、画面操作をすることなく、専用のアクションでデータのやり取りができます。
スプレッドシートでは、セルへの書き込みや読み取りが可能になります。

コネクション追加は、「コネクション」の画面から行えます。

こちらの画面から、「Google Spreadsheet」のコネクションを追加してください。

登録が完了すると、コネクション一覧にアプリのコネクションカードが作成されます。

追加されたら、ワークフロー作成に移っていきます。

なお、コネクション画面の説明や、連携できるアプリ一覧を以下ページでまとめています。

コネクション

 ワークフロー作成

スプレッドシートに書き込むワークフローを作成していきます。

今回はサンプルとして、

  • 弊社のテストサイト「TokyoTutorial」を開く。
  • サイトの情報をAutoro AssitantのExtractData機能を使用して取得する。
  • 取得した情報をスプレッドシートに書き込む。

といった内容で作成します。

事前に空白のスプレッドシートをご用意ください。

手順としては以下の通りです。

  1. TokyoTutorialのページをブラウザで表示する。
  2. クリックで目的のページに遷移する
  3. ExtractData機能使用して、情報を取得する
  4. 情報を書き込みたいスプレッドシートを取得する
  5. 取得したスプレッドシートに情報を書き込む
  6. 情報が書き込まれているかをスプレッドシートで確認する

順番に紹介します。

ブラウザを開きます。

ブラウザを開くために、「OpenBrowser(ブラウザを開く)」を設定します。

  • URL欄には、https://www.tutorial.tokyo/と入力します。
  • 詳細設定から、画面サイズの設定を1920 x 1080に設定します。

AUTOROで起動されるブラウザの画面サイズは、デフォルトでは800×600のウィンドウズサイズ設定になっています。

ただ、サイトによってはこのサイズで開いた時にCSSセレクタが異なってしまったり、操作がうまくいかない場合があります。

これは、画面サイズによってページ構造が変化してしまうことがあるためです。

その場合、画面サイズをお手元のPCのウィンドウサイズと合わせることで正常に動作します。

一般的な画面サイズは以下の設定になります。

  • 1920×1080
  • 1280×720

画面サイズの詳細は以下ページをご確認ください。

画面サイズ

クリックをして、目的のページに遷移します。

今回は、一覧ページにある情報を取得したいため、一覧をクリックしてページ遷移します。

  • Click(クリック)アクションを設定します。
  • ブラウザ欄には、「ブラウザを開く」のアウトプットを設定します(自動設定されます。)
  • CSSセレクタには、拡張機能で取得したクリック対象のCSSセレクタを設定します。(.menu-item.menu-item-1703 a
  • ページを読み込む時間として、詳細設定から実行後待機を2000設定します。

目的のページに遷移したので、サイトの情報をExtractData機能で取得します。

今回、サイトに記載されている以下項目を取得します。

  • 店名
  • 住所
  • 電話番号

以下動画の手順で情報を取得します。

なお、各種操作の詳細については、以下ページで解説しております。

AUTORO Assistantでデータを抽出

ブラウザ欄のみ未設定となっているので、一つ前のClickアクションのアウトプットを設定します。

アウトプットを紐づけるには、鎖マークをクリックした後に、紐付けたいアウトプットをクリックすると設定できます。

ここまで設定ができましたら、一度ワークフローを実行しましょう。

最後の「ページからデータを抽出」で、以下画像のようにサイトの情報が取得できていれば成功です。

うまくいかなかった場合は、実行ログから原因を確認します。

  • TokyoTutorialのページは開いているか?
  • クリックで目的のページは開いているか?
  • ExtractDataはうまく取れているか?

などをご確認ください。

データの取得ができたので、取得したデータをスプレッドシートに書き込みます。

まずは、情報の書き込み先であるスプレッドシートをAUTOROに取得で取得しておきます。

今回は、既存のスプレッドシートに対して書き込むので、「GetSpreadsheetアクション(既存のスプレッドシートを取得)」を使用します。

GetSpreadsheetアクションには以下の設定をします

設定項目 内容
プロバイダーID

どのアカウントでスプレッドシートを取得するかを設定します。ここに指定したアカウントで読み込みや書き込みが実施されます。

右側の<のマークからコネクションに登録されているアカウントを選択できます。

スプレッドシートID どのスプレッドシートを取得するかを設定します。
スプレッドシートを開いた状態のURL、もしくは画面右側のスプレッドシートマークから設定ができます。

続いて、スプレッドシートにデータを書き込みます。

スプレッドシートにデータを書き込む際は、「UpdateCellsアクション(セルの値を更新)」を使用します。

UpdateCellsアクションには、以下の通り設定をします。

設定項目内容
Spreadsheetワークフロー上で取得したスプレッドシートアウトプットを設定します。
今回は、4で取得したスプレッドシートを設定します。
範囲書き込みたい位置を指定します。
ワークフローを一度実行し、スプレッドシートを取得していれば、右側のマス目のマークで設定できます。
また、直接シート名!A1:CといったA1記法で指定することもできます。
書き込みたいデータを設定します。
今回は3のExtractDataのアウトプットを指定します。

最後に、ワークフローを実行して想定された動作をしているかテストしましょう。

なお、スプレッドシートに想定通り書き込まれているかは実際のスプレッドシートを確認してください。

以下画像のように店名~電話番号が綺麗に貼り付けられていたら成功となります。

もし、うまくいかない場合は、エラー箇所を確認しながら、以下内容をセッションログで確認してください。

  • 「3.ExtractData機能使用して、情報を取得する」で情報が取得できているか
  • 書き込んだスプレッドシートや、範囲に間違いがないか

 

 このStepのまとめ

このStepでは、AUTOROでスプレッドシートへの書き込み方を紹介しました。

スプレッドシートに書き込む際は、以下ポイントを意識してください。

  • 実行ログを確認して、書き込むデータがしっかり取得できているかを確認する。
  • ワークフロー上でスプレッドシート自体を取得する必要がある。
  • スプレッドシートへの書き込み結果は、スプレッドシートを開いて確認する。

汎用的な業務であるため、部分部分変更しながら設定することが多くなるかと思います。

以下ページではスプレッドシートへの書き込み方で、応用的な内容も紹介してますので、状況に併せて確認してください。

以下コードをエディタモードを使用して貼り付けると、今回のワークフローを設定例をコピーすることができます。

エディタモードの使用方法はこちらをご覧ください。

# ブラウザを開く
+open_browser_1:
  action>: OpenBrowser
  url: 'https://www.tutorial.tokyo/'
  lang: 'ja-JP'
  headless: true
  confirm: true
  windowSize: '1920 x 1080'
  useShadowDomSelector: false
  private: false

# クリック
+click_1:
  action>: Click
  browser: +open_browser_1
  selector: '.menu-item.menu-item-1703 a'
  confirm: true
  waitAfter: 2000
  ignoreError: true
  timeout: 30000
  private: false

# ページからデータを抽出
+extract_data_1:
  action>: ExtractData
  browser: +click_1
  extractor: '[{"name":"店名","selectors":[".post-1982 .listing-title a",".post-1973 .listing-title a"]},{"name":"住所","selectors":[".post-1982 .listing-location a"]},{"name":"電話番号","selectors":[".post-1982 .phone"]}]'
  format: csv
  multiple: true
  private: false

# 既存のスプレッドシートを取得
+get_spreadsheet_1:
  action>: GetSpreadsheet
  provider: 'アカウントを設定'
  spreadsheet_id: 'スプレッドシートを設定する'
  private: false
  meta:
    display:

# セルの値を更新
+update_cells_1:
  action>: UpdateCells
  spreadsheet: +get_spreadsheet_1
  range: '書き込む範囲を設定'
  values: +extract_data_1
  private: false
<GoogleSpreadsheet>スプレッドシート/スプシ 初心者向け 初心者 初めての方 はじめてのかた 書き込み方

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