Google Docsのドキュメント編集
この記事では、GDocsInsertParagraphアクションを使ってGoogleドキュメントを編集する方法を紹介します。
※現在可能なアクションは、テキストの書き込みのみとなっています。
削除・色付け・画像の貼り付けなどには対応しておりませんので、ご了承ください。
「GDocsInsetParagraph」段落を挿入する
Googleドキュメントにテキストを追加するには、GDocsInsertParagraphアクションを使用します。
「ポジション」の指定方法
GDocsInsertParagraphアクションは、テキストを任意の段落番号に挿入します。
段落番号は、書き出しを1段落目として最下部まで連番で数えます。
段落番号の指定は基本的に数字で行いますが、末尾に追加したい時は「last」でも指定が可能です。
なお、番号なしリスト、番号ありリストは項目ごとに1段落とカウントされます。
画像などは文字列と同等に扱われます。
(例)
設定時のQ&A
改行と改段落を混同して段落番号を数えている可能性があります。
Googleドキュメントには行と段落の概念があり、「Shift+Enter」で改行、「Enter」で改段落を行います。
Googleドキュメントの機能で2通り説明します。
- リスト
「・」や「1.」内で「Shift+Enter」「Enter」を押すとそれぞれ次のようになります。 - 字下げ機能
ルーラーを使って次のように調整できます。
この例だと、3行ずつの2段落と数えられます。
以上のように、見かけ上の段落数と実際の段落数を数え間違えている可能性があります。
段落ごとにデザインを変えるなどして、一度ご確認ください。
※注意
GDocsInsertParagraphアクションによって挿入されたテキストは、改行コード(後述)を使っても全て改段落扱いになります。
以下では文脈上「改行」と書いていますが、処理結果は改段落になるものとしてお読みください。
2つの方法をご紹介します。
①Textアクションで本文を作成する(推奨)
Textアクションで文章を作成して、
アウトプットをGmailSendアクションの「本文(body)」に指定します。
Textアクションは入力された文章の改行表現を保持するため、
通常のテキストエディタと同じ感覚で文章を作成できます。
②GDocsInsertParagraphアクションの「テキスト」欄で本文を作成する
GDocsInsertParagraphアクションの「テキスト」欄で改行を表現する場合、
${“\n”}(改行コード)を使います。
空行を作る際の改行コードの数に注意してください。
ワークフローの設定例
下記手順にてワークフローを設定します。
今回は基本的な操作として、Textアクションで作成したテキストを既存のGoogleドキュメントの先頭に書き込んでみます。
Textアクションを使って、任意のテキストを作成します。
GDocsGetアクションで、既存のGoogleドキュメントを取得します。
- プロバイダーIDを設定します。
「プロバイダーを選ぶ」ボタンをクリックすると、作成済みのコネクションから簡単に選択できます。 - 書き込むドキュメントを設定します。
「GoogleDocs」ボタンをクリックすると、UI上でファイルを選択できます。
GDocsInsertParagraphアクションを設定します。
- 「ドキュメント」にGDocsGetアクションのアウトプットを指定します。
- 「テキスト」にTextアクションのアウトプットを指定します。
- 「ポジション」に1を入力します。
# テキストを作成 +text_1: action>: Text text: "こんにちは。\n\nいい天気ですね。" # Googleドキュメントを取得する +g_docs_get_1: action>: GDocsGet provider: gdocs_xxxx document_id: 'xxxx' meta: display: provider: type: chip label: 'Google Docs (xxxx)' icon: googledocument document_id: label: 'テスト' icon: text type: chip # 段落を挿入する +g_docs_insert_paragraph_1: action>: GDocsInsertParagraph document: +g_docs_get_1 text: +text_1 position: 1
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