Docly Child

カスタムアクションの実行

1267 views

この記事では、作成したカスタムアクションの実行方法について紹介します。

※カスタムアクションの説明、作成方法はこちら

「CallCustomAction」カスタムアクションを実行

ワークフローで登録したカスタムアクションの実行には、「CallCustomAction」を使います。

CallCustomActionで実行するカスタムアクションを選択後、
画像のようにそのアクションに合わせてアクションカードが変化します。
今回は、以下2つのワークフロー設定例をご紹介します。

  1. カスタムアクションで操作したブラウザを利用
    AUTOROフォーラムにログイン
    → メッセージ一覧に遷移してスクリーンショットを撮影
  2. カスタムアクションで取得したデータを利用
    スプレッドシートからキーワード取得
    →キーワードでテキスト作成

 ワークフローの設定例1(サイトログイン)

AUTOROフォーラムにログインして、ブラウザをアウトプットするカスタムアクションを作成します。
その後、カスタムアクションのブラウザからページ遷移してスクリーンショットを撮影します。

下記手順にてワークフローを設定します。

サイトにログインするワークフローを作成します。

※各アクションの説明は省略します。
※下記の「カスタムアクション設定内容」にワークフローのYAMLコードを置いてあります。

  • 最後のアクションがブラウザをアウトプットするように、ワークフローを設定しておきます。

カスタムアクション画面で、カスタムアクションを登録します。
詳細な操作はこちら

カスタムアクションを利用するワークフローを設定します。

  • CallCustomActionアクションをドラッグ&ドロップします。
  • 該当のカスタムアクションを設定します。

  • カスタムアクションの下にGoToアクションをドラッグ&ドロップして設定します。
    • 「ブラウザ」にカスタムアクションのアウトプットを指定します。
    • 「URL」に以下を指定します。
      https://community.autoro.io/pm/inbox

  • TakeScreenshotアクションを設定します。

# ブラウザを開く
+open_browser_1:
  action>: OpenBrowser
  url: 'https://community.autoro.io/'
  lang: 'ja-JP'
  userAgent: 'Mozilla/5.0 (Windows NT 10.0; WOW64; Trident/7.0; rv:11.0) like Gecko'
  headless: true
  windowSize: '1280 x 720'

# クリック
+click_1:
  action>: Click
  browser: +open_browser_1
  selector: '#td_tab_login'
  confirm: true
  waitAfter: 1000
  ignoreError: true

# 文字入力
+type_text_1:
  action>: TypeText
  browser: +click_1
  selector: '#inputEmail3'
  text: 'メールアドレス'
  clearValue: false
  ignoreError: true

# パスワード入力
+type_password_1:
  action>: TypePassword
  browser: +type_text_1
  selector: '#inputPassword3'
  password: 'パスワード'
  ignoreError: true

# クリック
+click_2:
  action>: Click
  browser: +type_password_1
  selector: '#loginBtn'
  confirm: true
  waitAfter: 1000
  ignoreError: true

カスタムアクションは、ご自身のプロジェクトで作成したものに置き換えてください。

# AUTOROフォーラムログイン
+call_custom_action_1:
  action>: CallCustomAction
  id: ca_f680bd95d321404c8158
  params: ''
  meta:
    version: '2021-09-21T04:23:06.000Z'
    interface:
      params:
      output: Browser
      pickers:
    display:
      id:
        type: chip
        label: 'AUTOROフォーラムログイン'
        icon: build
        imageUrl: '/icons/original/missing.png'
        color: '#C2185B'

# URLへ遷移
+go_to_1:
  action>: GoTo
  browser: +call_custom_action_1
  url: 'https://community.autoro.io/pm/inbox'

# スクリーンショットを撮る
+take_screenshot_1:
  action>: TakeScreenshot
  browser: +go_to_1
  full_page: false
  type: png

 ワークフローの設定例2(データ利用)

2つのセルに入力された値を使って、テーブルから値を検索するスプレッドシートを用意します。
このシートの2つのセルに値を入力して、検索結果の値を使ってテキストを作るワークフローを作ります。

下記手順にてワークフローを設定します。

スプレッドシートの操作部分にあたるワークフローを作ります。

※各アクションの説明は省略します。
※下記の「カスタムアクション設定内容」にワークフローのYAMLコードを置いてあります。
※スプレッドシートは上の画像のものを使っています。レイアウトによって指定セルは変更ください。

  • 入力する値は呼び出すワークフロー側で設定できるように、${パラメータ名}としておきます。
  • 最後のアクションが、参照した値(例だとC2セル)をアウトプットするように設定します。

カスタムアクション画面で、カスタムアクションを登録します。
詳細な操作方法はこちら

カスタムアクションを利用するワークフローを設定します。

  • CallCustomActionアクションをドラッグ&ドロップします。
  • 該当のカスタムアクションを設定します。

  • カスタムアクションのパラメータに任意の値を設定します。
  • カスタムアクションの下にStoreValueアクションをドラッグ&ドロップして設定します。
    • 「変数名」に任意の名前を指定します。
    • 「値」にカスタムアクションのアウトプットを指定します。
  • Textアクションを設定します。

スプレッドシートはご自身の環境のものをご設定ください。

# 既存のスプレッドシートを取得
+get_spreadsheet_1:
  action>: GetSpreadsheet
  provider: ''
  spreadsheet_id: ''
  meta:
    display:

# セルの値を更新_入力1
+update_cells_1:
  action>: UpdateCells
  spreadsheet: +get_spreadsheet_1
  range: 'シート1!A2'
  values: ${food}

# セルの値を更新_入力2
+update_cells_2:
  action>: UpdateCells
  spreadsheet: +update_cells_1
  range: 'シート1!B2'
  values: ${number}

# セルの値を取得_出力
+get_cells_1:
  action>: GetCells
  spreadsheet: +update_cells_2
  range: 'シート1!C2'

カスタムアクションは、ご自身のプロジェクトで作成したものに置き換えてください。

# スプレッドシートから情報取得
+call_custom_action_1:
  action>: CallCustomAction
  id: ca_cd31aff3bfac5e7e881c
  params:
    food: 'もち'
    number: 1
  meta:
    version: '2021-09-21T05:20:39.000Z'
    interface:
      params:
        food: Text
        number: Text
      output: Array
      pickers:
    display:
      id:
        type: chip
        label: 'スプレッドシートから情報取得'
        icon: build
        imageUrl: '/icons/original/missing.png'
        color: '#455A64'

# 変数に保存
+store_value_1:
  action>: StoreValue
  key: output_food
  value: +call_custom_action_1

# テキストを作成
+text_1:
  action>: Text
  text: '${output_food}は美味しい'
[参考記事]
関数

このページは役に立ちましたか?