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ファイルパス/ディレクトリパス

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この記事では、ストレージアクションでのファイルパス/ディレクトリ(フォルダ)パスの指定方法について紹介します。

※ファイルID/ディレクトリ(フォルダ)IDを取得する方法については、こちらをご覧ください。

【できるようになること】

  • ファイルパスを指定してファイル取得
  • ディレクトリパスを指定して指定フォルダにファイルを保存

 ファイルパス/ディレクトリパス

AUTOROで外部ストレージからファイルの取得/保存を行う時には、ファイルパス/ディレクトリ(フォルダ)パスを指定する必要があります。

「パス」とは、ファイル/フォルダの階層構造を示したものです。

 AUTOROでのパス指定方法

GetFile/SaveFileアクションでパス指定を行う際には、通常は下記のフォーマットで指定を行います。
フォルダ階層をスラッシュで区切ります。

  • ファイルの取得:フォルダA/フォルダB/filename.csv
  • 保存先の指定:フォルダA/フォルダB
  • ルートドライブ直下への保存:/

共有フォルダ等を指定する場合は、共有フォルダ固有の表記方法でパスを指定する必要があります。
詳細ついては、下記のメニューをご参照ください。

GoogleDriveの共有ドライブの場合は次のフォーマットを利用します。共有ドライブ名をコロンで区切る必要があります。

  • 共有ドライブを保存先に指定:共有ドライブ名:/フォルダA/フォルダB
  • 共有ドライブからファイル取得:共有ドライブ名:/フォルダA/filename.csv

共有アイテム(※共有ドライブとは別モノです)については、その共有アイテムのオーナー以外がパス指定をすることができません。
共有アイテムを、その共有アイテムのオーナー以外が使用する場合は、ファイル/ディレクトリのIDを使用する必要があります。

なお、共有ドライブの中にある共有アイテムについては扱いが異なります。下段をご参照ください。

Error: 404: Shared drive not found: XXXXXXXX

上記のエラー文が表示される場合、指定したファイル/フォルダがGoogleDriveの「共有ドライブの中にある共有アイテム」であると考えられます。
これはGoogleDriveの共有アイテム一覧画面から確認できます。

 

このような「共有ドライブの中にある共有アイテム」をファイル/フォルダパスとして指定/操作したい場合は、
プロバイダIDに指定しているGoogleDriveのアカウントに対して、元の共有ドライブへのアクセス権限を付与する必要があります。

元の共有ドライブへのアクセス権限付与後は、共有ドライブを指定する際の書き方でファイル/ディレクトリ(フォルダ)パスを指定できます。

  • 共有ドライブを保存先に指定:共有ドライブ名:/フォルダA/フォルダB
  • 共有ドライブからファイル取得:共有ドライブ名:/フォルダA/filename.csv

SharePointの共有ドライブの場合は次のフォーマットを利用します。SharePointのサイト名をコロンで区切る必要があります。

  • 共有ドライブを保存先に指定:SharePointサイト名:/フォルダA/フォルダB
  • 共有ドライブからファイル取得:SharePointサイト名:/フォルダA/filename.csv

  • 上記画像のフォルダを保存先とする場合:CS動作テスト:/テストデス/HOGE
  • 上記画像のtest.pdfを取得する場合:CS動作テスト:/テストデス/HOGE/test.pdf

※パス内部に「ドキュメント」は不要となります。

Dropboxのフォルダを指定する場合以下注意点がございます。(2023.01.06現在)

  •  共有フォルダ・チームフォルダへのアクセスは「Dropbox Full Access」のコネクション連携が必要です。
  • チームフォルダを指定できるのはSaveFileアクションのみです。(ピッカー指定非対応のため、直接パスを指定する必要があります。)
  • チームフォルダを指定する場合はチームフォルダ名の後にスラッシュを2つ設定します。
    • 共有フォルダを保存先に指定:共有フォルダ名/フォルダA/フォルダB
    • 共有フォルダからファイル取得:共有フォルダ名/フォルダA/filename.csv
    • チームフォルダを保存先に指定:チームフォルダ名//フォルダA/フォルダB

以下の半角文字列は、ファイル/ディレクトリの名前として使用することができません。

※全角文字列としての使用は可能です。

:コロン
?クエスチョンマーク、疑問符
*アスタリスク
/スラッシュ
\円記号(バックスラッシュ)
|縦棒
ダブルクォーテーション
<>不等号

各外部ストレージサービスのファイルを取り扱うにあたり、その外部サービスの共有設定や権限設定が必要になる場合があります。

例えば、Microsoft Teamsであれば、プライバシーをパブリックにしなければならない場合があります。

詳細は以下をご覧ください。

以下のようなケースでは、濁点問題という問題が発生します。

MacのFinderとGoogleDriveが紐づいている状態で、Finder上でGoogleDriveのファイルorフォルダ名を濁点を含むものに変更した

上記の場合、MacのFinder仕様上、濁点のついた文字が2文字の文字列として扱われてしまいます。

//以下の文字列は10文字となります
がぎぐげご

一方、GoogleChromeで開いたAUTOROのGetFileアクションに、手打ちで濁点込みのファイル/ディレクトリパスを入力した場合、この濁点付きの文字列は「1文字」として扱われます。

//以下の文字列は5文字となります
がぎぐげご

これにより、一見ファイル/ディレクトリパスが合っているように見えたとしても、実際にはファイル/ディレクトリパスが異なるため、ファイルの取得ができません。

// 以下2つの文字列は等しくありません。
がぎぐげご
がぎぐげご

問題の回避のためには、Finderではなく、Chromeで開いたGoogleDrive上でファイルやフォルダの名前を変更する必要があります。

なお、この問題はDropBoxなどの一部ストレージでは発生しません(自動補完されるため)

 ワークフロー設定例

OneDriveからファイルを取得するワークフローの例を紹介します。

# ファイルを取得
+get_file_1:
  action>: GetFile
  filename: 'AUTORO/YYYY-MM-DD/TEST.xlsx'
  provider: ''
  meta:
    display:
<File>box/ファイルパス/ディレクトリパス/フォルダパス

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