ディレクトリを作成する
この記事では、以下2つの方法を紹介します。
- 外部ストレージに新しいディレクトリを作成する方法
- 「ディレクトリを作成する(MakeDirectory)」アクションの使用方法
外部ストレージに新しいディレクトリを作成する
AUTORO上からGoogleDriveなどの外部ストレージに新しいディレクトリ(フォルダ)を作成する場合は、
SaveFile(ファイルを保存)アクションのcreatePath(パスを自動生成)パラメータを利用する必要があります。
※後述のMakeDirectoryアクションでは、外部ストレージに新しいディレクトリを作成することができません。(2022/12末時点)
ワークフローの設定例
以下より、外部ストレージに新しいディレクトリ(フォルダ)を作成する例を紹介します。
- DownloadFileアクションを設定します
- 以下URL(AUTOROのロゴ)を入力します。
https://storage.googleapis.com/autoro/media/logo_header_red.svg
- SaveFile(ファイルを保存)アクションを設定します
- ストレージプロバイダをピッカーから指定します
- ファイルに1のアウトプットを指定します
- アクションの詳細設定を開きます
- 新しく作成するディレクトリ(フォルダ)のパスを入力します
- createPath(パスを自動生成)をONにします
2で保存されたファイルを削除すると、2で新しく作成されたディレクトリ(フォルダ)だけが残ります。
- GetValueWithKey(オブジェクトのキーの値を取得)アクションを追加します
- オブジェクトに2のアウトプットを指定します
- キーに以下を入力します
file_id
- DeleteItem(ファイルを削除)アクションを追加します
- ストレージプロバイダをピッカーから指定します
- ファイルにGetValueWithKeyのアウトプットを指定します
# URL上のファイルを取得 +download_file_1: action>: DownloadFile url: 'https://storage.googleapis.com/autoro/media/logo_header_red.svg' # ファイルを保存 +save_file_1: action>: SaveFile provider: '' filename: +download_file_1 directory: 'これはテストです/新フォルダ' createPath: true meta: display: # オブジェクトのキーの値を取得 +get_value_with_key_1: action>: GetValueWithKey object: +save_file_1 key: file_id # ファイルを削除 +delete_item_1: action>: DeleteItem provider: '' filename: +get_value_with_key_1 meta: display:
MakeDirectoryアクション
MakeDirectoryアクションを使用すると、起動中のAUTOROセッション内にディレクトリが生成されます。
このアクションでは、以下の操作が実現可能です。
- CompressFile(ファイルを圧縮する)アクションでzipファイルを作成するときに、zipの中に子フォルダを作る
このアクションは、コネクションで連携可能な外部ストレージとは全く関係のないアクションとなります。
ワークフローの設定例
以下より、子フォルダを持つzipファイルを作成するワークフローの例を紹介します
- DownloadFileアクションを設定します
- 以下URL(AUTOROのロゴ)を入力します。
https://storage.googleapis.com/autoro/media/logo_header_red.svg
- CreateList(リストを作成する)アクションを設定します
- CreateListの右端のアイコンからリスト作成ポップアップを表示し、1のファイルのみを格納します
zip内のディレクトリ(フォルダ)を作成します。
- MakeDirectory(ディレクトリを作成)アクションを設定します
- 任意のディレクトリ名を入力します
- MakeDirectoryの詳細設定を開きます
- 2のアウトプットを指定します
1と同じ要領で、zipのルートフォルダ直下に設置するファイルを取得します
- DownloadFileアクションを設定します
- 以下URL(オートロくん)を入力します。
https://storage.googleapis.com/autoro/media/img_cat_body.png
- CreateListを追加します
- CreateListの右端のアイコンからリスト作成ポップアップを表示し、3と4のアウトプットを指定します
zipを作成します
- CompressFile(ファイルを圧縮する)を設定します
- ファイルに5のアウトプットを指定します
作成されたzipの中身を確認するため、AUTOROローカルストレージにファイルを保存します。
- SaveFile(ファイルを保存)アクションを追加します
- ファイルに6のアウトプットを指定します
- ワークフローを実行します
- ストレージ画面から、ファイルを手元にダウンロードして中身を確認します
展開したzipの内部に、MakeDirectoryで作成されたディレクトリ(フォルダ)と、ルートディレクトリ直下したファイルの両方が存在することが確認できます
# URL上のファイルを取得_子ディレクトリ(フォルダ)に格納するファイル +download_file_1: action>: DownloadFile url: 'https://storage.googleapis.com/autoro/media/logo_header_red.svg' # リストを作成_zip内部の子ディレクトリ(フォルダ)に格納するファイル +create_list_1: action>: CreateList items: ["+download_file_1"] # ディレクトリを作成_zip内の子ディレクトリ +make_directory_1: action>: MakeDirectory name: test files: +create_list_1 # URL上のファイルを取得_zip内部のルートディレクトリ直下に格納するファイル +download_file_2: action>: DownloadFile url: 'https://storage.googleapis.com/autoro/media/img_cat_body.png' # リストを作成_zipの中身 +create_list_2: action>: CreateList items: ["+download_file_2","+make_directory_1"] # ファイルを圧縮する_zip作成 +compress_file_1: action>: CompressFile files: +create_list_2 # ファイルを保存 +save_file_1: action>: SaveFile provider: local filename: +compress_file_1 createPath: false