カスタムアクションの実行
この記事では、作成したカスタムアクションの実行方法について紹介します。
※カスタムアクションの説明、作成方法はこちら
「CallCustomAction」カスタムアクションを実行
ワークフローで登録したカスタムアクションの実行には、「CallCustomAction」を使います。
CallCustomActionで実行するカスタムアクションを選択後、
画像のようにそのアクションに合わせてアクションカードが変化します。
今回は、以下2つのワークフロー設定例をご紹介します。
- カスタムアクションで操作したブラウザを利用
AUTOROフォーラムにログイン
→ メッセージ一覧に遷移してスクリーンショットを撮影 - カスタムアクションで取得したデータを利用
スプレッドシートからキーワード取得
→キーワードでテキスト作成
ワークフローの設定例1(サイトログイン)
AUTOROフォーラムにログインして、ブラウザをアウトプットするカスタムアクションを作成します。
その後、カスタムアクションのブラウザからページ遷移してスクリーンショットを撮影します。
下記手順にてワークフローを設定します。
サイトにログインするワークフローを作成します。
※各アクションの説明は省略します。
※下記の「カスタムアクション設定内容」にワークフローのYAMLコードを置いてあります。
- 最後のアクションがブラウザをアウトプットするように、ワークフローを設定しておきます。
カスタムアクション画面で、カスタムアクションを登録します。
詳細な操作はこちら
# ブラウザを開く +open_browser_1: action>: OpenBrowser url: 'https://community.autoro.io/' lang: 'ja-JP' userAgent: 'Mozilla/5.0 (Windows NT 10.0; WOW64; Trident/7.0; rv:11.0) like Gecko' headless: true windowSize: '1280 x 720' # クリック +click_1: action>: Click browser: +open_browser_1 selector: '#td_tab_login' confirm: true waitAfter: 1000 ignoreError: true # 文字入力 +type_text_1: action>: TypeText browser: +click_1 selector: '#inputEmail3' text: 'メールアドレス' clearValue: false ignoreError: true # パスワード入力 +type_password_1: action>: TypePassword browser: +type_text_1 selector: '#inputPassword3' password: 'パスワード' ignoreError: true # クリック +click_2: action>: Click browser: +type_password_1 selector: '#loginBtn' confirm: true waitAfter: 1000 ignoreError: true
カスタムアクションは、ご自身のプロジェクトで作成したものに置き換えてください。
# AUTOROフォーラムログイン +call_custom_action_1: action>: CallCustomAction id: ca_f680bd95d321404c8158 params: '' meta: version: '2021-09-21T04:23:06.000Z' interface: params: output: Browser pickers: display: id: type: chip label: 'AUTOROフォーラムログイン' icon: build imageUrl: '/icons/original/missing.png' color: '#C2185B' # URLへ遷移 +go_to_1: action>: GoTo browser: +call_custom_action_1 url: 'https://community.autoro.io/pm/inbox' # スクリーンショットを撮る +take_screenshot_1: action>: TakeScreenshot browser: +go_to_1 full_page: false type: png
ワークフローの設定例2(データ利用)
2つのセルに入力された値を使って、テーブルから値を検索するスプレッドシートを用意します。
このシートの2つのセルに値を入力して、検索結果の値を使ってテキストを作るワークフローを作ります。
下記手順にてワークフローを設定します。
スプレッドシートの操作部分にあたるワークフローを作ります。
※各アクションの説明は省略します。
※下記の「カスタムアクション設定内容」にワークフローのYAMLコードを置いてあります。
※スプレッドシートは上の画像のものを使っています。レイアウトによって指定セルは変更ください。
- 入力する値は呼び出すワークフロー側で設定できるように、${パラメータ名}としておきます。
- 最後のアクションが、参照した値(例だとC2セル)をアウトプットするように設定します。
カスタムアクション画面で、カスタムアクションを登録します。
詳細な操作方法はこちら
スプレッドシートはご自身の環境のものをご設定ください。
# 既存のスプレッドシートを取得 +get_spreadsheet_1: action>: GetSpreadsheet provider: '' spreadsheet_id: '' meta: display: # セルの値を更新_入力1 +update_cells_1: action>: UpdateCells spreadsheet: +get_spreadsheet_1 range: 'シート1!A2' values: ${food} # セルの値を更新_入力2 +update_cells_2: action>: UpdateCells spreadsheet: +update_cells_1 range: 'シート1!B2' values: ${number} # セルの値を取得_出力 +get_cells_1: action>: GetCells spreadsheet: +update_cells_2 range: 'シート1!C2'
カスタムアクションは、ご自身のプロジェクトで作成したものに置き換えてください。
# スプレッドシートから情報取得 +call_custom_action_1: action>: CallCustomAction id: ca_cd31aff3bfac5e7e881c params: food: 'もち' number: 1 meta: version: '2021-09-21T05:20:39.000Z' interface: params: food: Text number: Text output: Array pickers: display: id: type: chip label: 'スプレッドシートから情報取得' icon: build imageUrl: '/icons/original/missing.png' color: '#455A64' # 変数に保存 +store_value_1: action>: StoreValue key: output_food value: +call_custom_action_1 # テキストを作成 +text_1: action>: Text text: '${output_food}は美味しい'