AUTORO desktopでマウスのクリック操作を行なう
651 views
この記事では、AUTORO desktopを使用したマウスのクリック操作について紹介します。
この機能はdesktop版AUTOROでのみ利用可能です
この機能は、クラウド版では使用できません。
MouseClickアクション
AUTOROでは、ローカルPC上のマウス操作を実行するためのアクションとして、MouseClickアクションが用意されています。
Clickアクションとの違いは、以下となります。
項目 | Clickアクション | MouseClickアクション |
---|---|---|
クリック可能な対象 | Webページ上の要素のみ | ローカルPC上に表示された目に見える要素全て |
可能なクリック種類 | 左シングルクリックのみ※1 | 左右両方のシングルクリック 左右両方のダブルクリック |
キーを押しながらクリック | そのままでは不可 ※ショートカットキーを使用することで代替可能 | デフォルトで対応可能 |
※1について……
右クリックした際に、システム上の右クリックメニューではなく、専用のポップアップメニューが表示されるWebサイトがあります。
この場合は、SendKeysアクションのショートカットキー操作やJavaScript操作によって、専用ポップアップメニューを出せる場合があります。左ダブルクリックについても同様です。
ワークフロー設定例
以下に、主要なマウスクリック操作の設定方法と設定例を紹介します。
クリックしたい対象の見た目が、画面上に表示されている他の対象の見た目と被っていない場合は、以下のように指定できます。
- MouseClickアクションを設定します
- 「ここをクリック(target)」をクリックします
- 画面が暗くなったら、クリックしたい位置をドラッグアンドドロップします
- (任意)詳細設定を開きます
- (任意)画像のマッチ度合いを設定します。100に近づくほど、AUTOROに指定した画像と、実際に表示されている画像が似ている必要があります。
画像認識でクリックを実行する場合、以下のような問題が発生します。
「画面内に全く同じ(よく似た)アイコンが2つ存在していて、そのどちらか片方をクリックしたい」
ここでは、左側の対象(Chromeのアイコン)をクリックする例を紹介します。
- 左側のChromeアイコンと、
その周辺範囲(左側のExcelアイコンを含む)
を撮影します。
これによって、右側のChromeアイコンとは被らない画像が撮影できます。 - アクションの詳細設定を開きます
- 「右方向へずらす」に、任意のピクセル数を指定します(ここでは75)
- 「下方向へずらす」に、任意のピクセル数を指定します(ここでは10)
- この状態でテスト実行し、クリックできるかを確認します。
※右側をクリックする場合
以下のような画像を撮影し、「右方向へずらす」のpxを調整する方法が考えられます。
Shiftキーなど、任意のキーを押しながらクリックしたいときに使用します。
- MouseClickアクションの「クリックして、ホットキーを押下してください」をクリックします
- 任意のホットキーを実際に押します
- OKをクリックします
マウス/マウスクリック<MouseClick>
このページは役に立ちましたか?
サイトを見て解決しない場合はAUTOROにログインし、チャットよりお問い合わせください。