カスタムアクション
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この記事では、カスタムアクションについて紹介します。
カスタムアクションとは
カスタムアクションとは、AUTOROで作成したワークフローを1つのアクションにして、
別のワークフローで利用できる機能です。
同じ業務フローが複数回登場するとき、
ワークフローのメンテナンス性向上に使える機能となっています。
例えば、サイトログインをカスタムアクションにしておくと便利です。
パスワード変更が必要な時などに、
カスタムアクションに設定したワークフローを1つ変更するだけで済みますし、
ログイン検証もその部分のみで行えます。
また、カスタムアクションには、値を渡すことも可能です。
例えば、「ooさん、こんにちは」という文を作成するワークフローをカスタムアクション化し、
「oo(名前)」の値はカスタムアクションを使うワークフロー側で都度変更するといった使い方ができます。(設定例はこちらで紹介しています)
なお、値を渡す時にはピッカーも設定できます。
カスタムアクションの使用事例
カスタムアクションを使用することが適切なケースの例は、以下となります
ケース | インプット例 | アウトプット例 | メリット |
特定サイトへのログイン | ・ログインID ・ログインパスワード | ブラウザ(ログイン後) | 複数のアカウントで、ある特定のサイトにログインだけしたい場合、ログイン部分のアクションだけを使い回すことができます。 呼び出し元のワークフローがスッキリし、他のワークフローで同じアクションを組む必要もなくなります。 |
ブラウザ上で何らかの処理を実行 | ・ブラウザ | 様々 | 特定サイトへのログインが済んだ状態のブラウザ型アウトプットを使用して、そのブラウザ内で諸々の処理を実行したい場合などに便利です。 呼び出し元のワークフローがスッキリし、メンテナンス性の向上が望めます。 |
特定サイトからの情報取得 | ・検索キーワード | テキスト(検索結果のキーワード) オブジェクト | ある特定のサイトに検索キーワードを打ち込んで、検索結果内の所定の位置に表示されたテキストだけを取得したい場合に、便利です。 呼び出し元のワークフローがスッキリし、他のワークフローで同じアクションを組む必要もなくなります。 |
特定のファイルをダウンロード 特定の広告レポートを取得 | ・期間指定用の日付 | ファイル | 日付条件のみを変更してファイルをダウンロードしたり、広告系のレポートを取得する場合に便利です。 |
エラーメッセージに応じた処理を実行 | ・エラーメッセージ | テキストなど | エラーを捕捉すると併用し、エラーメッセージの種類に応じて複数の複雑な処理をしたい場合に便利です。 エラー時の処理がカスタムアクション化されるため、呼び出し元のワークフローがスッキリします |
特定のファイルを保存 | ・ファイル ・テキスト | ファイル保存後のファイルIDなど | インプットされたテキストに応じてファイル保存先を変更したい場合に便利です。 条件分岐処理がカスタムに移動されるため、呼び出し元のワークフローがスッキリします。 |
複雑なテーブル操作を行なう | ・テキスト ・二次元配列 (セルの範囲を取得のアウトプットなど) | 整形された二次元配列 | ConvertTableアクションやCompareTableアクションを、インプットした条件に応じて変化させながら使用したい場合に便利です。 呼び出し元のワークフローが大幅にスッキリします。 |
カスタムアクション画面
カスタムアクションの管理は、「カスタムアクション」画面で行います。
実際のワークフロー設定は「カスタムアクションの実行」に譲り、
以下ではカスタムアクションの管理について紹介します。
カスタムアクション化するワークフローを整理しておきます。
- ワークフローの最終アクションを確認します。
カスタムアクションのアウトプットは、ワークフローの最終アクションです。
例えばサイトログインのカスタムアクションを作る時、
最終アクションはログイン後のブラウザをアウトプットするように設定します。 - ワークフロー中の値を必要に応じて変数に置き換えます。
例えば「ooさん、こんにちは。」の「oo」をカスタムアクション実行ごとに違う値にしたい場合、
カスタムアクション化するワークフローの中で、
「oo」にあたる部分をStoreValueアクションで保存されていない変数にしておきます。
[参考記事]
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