Docly Child

ignoreError

1281 views

この記事では、CSSセレクタが見つからないエラーが発生した場合に、エラーをスルーする設定について紹介します。

【できるようになること】

  • ignoreErrorの設定切り替え

ignoreErrorを利用する場面の例

Webサイトによっては、アクセスした直後に不定期でポップアップが表示され、ポップアップを消さないと他の操作が出来なくなる場合があります。

このようなWebサイトをAUTOROで操作する場合、ポップアップを消すためのアクションを組み込む必要があります。しかし、ポップアップが表示されなかった場合、ポップアップを消すアクションに指定した「ポップアップのCSSセレクタ」が見つからず、エラーとなってしまう場合があります。

このような場合、アクションのignoreErrorがONとなっていれば、ポップアップが表示されない状態であってもエラーとはならず、ワークフローの実行が継続されます。

 ignoreErrorの設定

通常、アクションの実行でエラーが発生した場合にはセッションはエラーで終了します。しかし、一部のブラウザアクションでは指定したCSSセレクタが見つからないエラーが起きてもセッションは終了せず実行を継続することができます。

この設定は、デフォルトではONの状態になっています。

エラー発生時の実行結果(アウトプット)は「false」 が取得されます。

  • 実行結果の表示:「Selector not found. go ahead.」
  • アウトプットの値:「false」

 ignoreErrorの設定を変更

エラーをスルーする設定はデフォルトではONの状態になっています。

エラーが発生したときにワークフローの実行をストップさせたい場合は、ignoreError設定をOFFに切り替える必要があります。

  • ignoreError設定があるアクションを設定します。
  • 「詳細設定を開閉」をクリックします。
  • 「セレクタが見つからなくても次に行く」の設定をOFFに切り替えます。
 

ignoreErrorをOFFの設定に切り替えると、エラー発生時に実行セッションもエラー終了します。

  • Click(クリック)
  • Hover(ホバー)
  • TypeText(文字入力)
  • SetFileToUpload(フォームでファイルを送信)
  • TypePassword(パスワード入力)
  • SelectOption(選択肢を選ぶ)
  • GetText(テキストを取得)
  • SendKeys(キーを送信)
  • SubmitForm(フォームを送信)
  • TakeElementShot(要素のスクリーンショットを撮る)
  • ScrapePage(スクレイピング)
  • ExtractDataFromTable(テーブルデータを取得)
  • GetAttribute(要素の属性を取得)

 timeout設定の変更

ブラウザ系アクションの一部には、タイムアウト(timeout)の設定項目があります。

タイムアウトは、CSSセレクタを探す上限時間を示します。

設定を変更することで、ignoreErrorの設定が実行されるまでの時間(要素が見つかるまでの待機時間)が変化します。

タイムアウトはミリ秒単位で指定可能で、デフォルトでは30000(30秒)で設定されています。

CSSセレクタが見つからないことが予測される場合は、タイムアウトの時間を短く調整することで、不要な待機時間を削減することが可能です。

<ignoreError>セレクタが見つからなくても次に行く

このページは役に立ちましたか?